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中華そば@ながくら・江東区住吉

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写真: 中華そば@ながくら・江東区住吉

写真: 坦々麺@精華楼・江東区住吉

中華そば ながくら
  江東区千田5-10

 去年の初めにオープンしたことは知っていたが、これまでなかなかタイミングが合わず、今回、ようやく訪れることができた。お店に入ると右手が製麺室だったので、店頭や券売機付近に表記はなかったが自家製麺なんだろう。左手の券売機を見ると、メニューは醤油味の中華そばと塩味の塩そばの2種類で、それぞれに大盛がある。サイドメニューは白ごはんのみ、トッピングも味玉、チャーシュー、海苔の3種類だけと全体的にシンプル。それだけラーメンに自信があるということの表れなのだろうか。初訪なのでオーソドックスな標記にした。750円。
 麺はストレートの中細。硬めに茹でられているものの、長浜ラーメンのようなボキボキやポキポキとした噛み応えではなく、ザクッ、ミチッとでも言うような弾力と歯応えが共存した感じで、今までにあまり経験がないような食感だ。スープは、ベースとなる動物系の旨味、魚介のほどよい風味、強すぎず弱すぎない醤油の存在感の3つがバランスよく成り立っていてホッとするような味わい。主張するようなものはないが、なぜか飲み続けてしまう。それだけ日本人の好みを突いているということだろうか。具材はチャーシューが2枚。1つは、軟らかめで旨味がすぐに出てくる上、見た目からも肩ロースだと思うが、もう1枚は少し締まっていて噛んでるうちに肉の味が出てきた。少しの脂身が混じっているのでウデだろうか、自信はないが。濃い色のメンマは見た目に反してほどよい味付け加減。軽い歯触りで特有の発酵臭が少し感じられた。あとは、ナルトではなくしっかりとした味わいのカマボコ、薬味の木口切り葉ネギ。ユニークなのはおせち料理に入る黒豆の煮物のようなものが5〜6粒載っていた。煮豆のような単純な味わいではなく、分かりにくい例だが長野の醤油豆のような十分な旨味がある。どんなものかは知らないが、スープの味出しに使ってもまだ旨味が残っていたので、トッピングとして味わってもらおうという考えだろう。
 見た目は王道の中華そばのようだが、麺にもスープにもトッピングにも個性が光る進化系と呼べる一杯のような気がする。ついつい完食完飲。これなら、50円高い理由を明かすためにも塩に挑んでみたい。

・お気に入り度:○

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