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鶏白湯ラーメン・塩@時茂スカイツリー店・墨田区業平橋

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写真: 鶏白湯ラーメン・塩@時茂スカイツリー店・墨田区業平橋

写真: ツナコツ・マグロのコンフィー@YUJI Ramen Tokyo・江東区清澄白河 写真: あべどりとハーブのグリーンカレーつけ麺+パクチー@花のれん・文京区茗荷谷

麺屋 時茂スカイツリー店
  墨田区業平1-13-1

 埼玉県草加市で人気を誇るらしい鶏白湯ラーメンのお店が、東京初出店となるこのお店をオープンさせたのが今年の7月下旬。スカイツリー周辺は、最近はお客が減ったとはいえ今も週末は大混雑するので近寄りがたかったが、平日の夜なら大丈夫だろうと思い仕事帰りに立ち寄った。18時半の到着で先客0、後客も0とは大丈夫かいな。メニューは鶏白湯の醤油と塩のみと潔い。「券売機左上」は醤油だが、人気がありそうな塩のボタンをポチッとな。850円。ついでに350円のビール(小瓶)のボタンもポチッと。男性が麺茹で、若い女性が盛り付けと配膳という分担の2名体制で営業していた。帰宅後調べると、男性は草加本店の店主さんで、女性はスカイツリー店の店長さんだったようだ。
 アサヒスーパードライの小瓶を飲み終える頃に、大きなボール球を途中でカットしたような丸くて真っ白な丼が皿に載って登場した。皿の上にはくし形切りのレモンが添えられている。麺はストレートの中細麺。硬めに茹でてあるので細いながらも歯応えがあり、何度か噛むとブツブツと切れていく感じだ。後述する濃厚なスープを持ち上げすぎることもなく、スープと麺の両方を同時に美味しく味わえる。券売機の横の木札には「小櫻製麺 特製麺」と聞き慣れない製麺所の名前が書かれていた。スープは正に鶏ポタージュ。トロンとした緩いとろみが付くほど濃厚で、鼻につかない程度に鶏の風味も出ている。券売機の上に置かれた食材の説明によれば「老鶏(おばあちゃん鶏)の手羽先を煮込んだスープです。」とのこと。鶏の持つ旨味とコクを十二分に引き出した味わいで、塩加減もジャスト。丼の底にすりおろしたユズ皮が仕込んであり、後半になるとこの柚子が香り、ちょっとした変化が生じて飽きない。また、途中で添付のレモンを絞り込んだら、濃厚スープが幾分まろやか、かつ、さっぱりになった。カウンターにはゴマ、お酢、おろしニンニク、コショウ、魚粉、一味唐辛子、柚子胡椒、おろしショウガが用意されていて、自由に味変させることが出来る。試しにゴマをすって部分的に加えたら、ゴマの風味よりも何かがローストされたような香ばしさがプラスされたように思えた。チャーシューは薄くスライスした鶏ムネ肉で、ふんわりとした食感でユニークな上、ムネ肉ながらそこそこの旨味が感じられた。その横に載るのはピンクロースターという小型のサニーレタスを粗めに千切りしたもの。そのままでもよいが、スープをかけて食べるとしんなりと食べやすくなる。軽い苦味があるので箸休めとして効果的だ。
 完食、完飲したものの、スープの量が控えめだったため退店時でもお腹にはまだ余裕はあった。帰り際、「醤油はまた違った素材からスープを作っているので、よろしかったらまたおいでください。」と女性店主さんからお誘いがあった。何かチャンスがあればお客さんとコミュニケーションを取ろうとする姿勢が伺え好感が持てる。草加本店にはつけ麺もあるようなので、お店の運営がスムーズになればいずれ登場するだろう。楽しみだ。

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