魚ダシそば＠タイヂ・岩手県紫波町

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拉麺　太※（木偏に及）（たいぢ）
　　岩手県紫波郡紫波町高水寺稲村48-18

　午後から紫波町で会議があるため、途中のこちらで昼食にした。未食の標記のボタンをポチッとな。650円と良心的な価格が嬉しい。
　麺は自家製の弱縮れ中細。コシがあるので程よい歯応えがあり、ツルッ、プリッとした食感が小気味よい。薄褐色の生地に黒くて小さな粒々が見受けられので全粒粉入りのようだ。軽い小麦の風味も感じられ、喉ごしがよい麺に仕上がっている。スープはネーミングのとおりカツオ節、煮干しなどの魚介系出汁が主体の醤油清湯。魚粉を使っていないのでざらつきはなく、煮干しも適度に香る程度で臭みやえぐみは全くなく飲みやすい。多めに浮くネギ油ではないかと思われる香味油が非常に有効に効いていてコクも十分。醤油の風味もそこそこ感じられるが、カエシ自体の味わいは穏やか。魚介出汁だけだそうだが鶏も使っているのではないかと錯覚するような結構重厚な飲み口で、物足りなさはみじんも感じない。具材はチャーシュー、メンマに薬味の小口切りネギと割とシンプル。チャーシューはバラ肉が２枚で、赤身部分はサクッと、脂身はトロッとしていて、肉の旨味と脂の甘さがどちらも味わえる。メンマはかなりの太めで、ジャキジャキと食感は強め、味付け薄め、特有の発酵臭はほとんど無かった。
　シンプルだが奥深い味わいのスープを残すのはもったいなく完食、完飲。

・お気に入り度：○＋

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