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七条駅

写真: 七条駅

写真: 三条駅 写真: 七条駅 5000系 5555F

年末発掘調査の出土品です。
まずは京阪の古写真。
ボケボケですが、雰囲気だけでも懐かしんで頂ければ。

同じ七条大橋から電車の形式違いの写真です。
向こうは2200系電車。いまや京阪の最古参の一角で7編成が残っていますが昨年の10月のダイヤ改定以降、余剰車が出て休車になったり、実質予備車になったりでめったに本線では見なくなりました。
手前は700系電車、先に説明した600系電車と同じ手法で昭和9年製の60型以降昭和23年までに作られた1000、1100、1200、1500型電車の機器を活用し新しい新造車体を載せて作った更新車です。
700系も外観はほぼ600系と同じ車体を載せていますが、600系では非力な旧型車の足回りを考慮して新造車体の大幅な軽量化を設計を行いましたが、結果的にそこまでしなくても大丈夫だということがわかり、700系ではそこまで軽量化せずに強度に余裕を持たせました。
そのことが600系と700系の運命を大きく分けることになります。

昭和50年代に入ると複々線化などの線造工事は具体的に進みはじめ、さらなるラッシュ対応として8両編成以上の増結、そのための架線電圧の昇圧が具体化してきます。
昇圧に際して、1700系以前の旧の電気システムを持つ車両は機器の昇圧改造が困難なので新車に置き換えて廃車することになりました。600系700系も電気機器は旧型車のため廃車対象となりましたが、車体はそう古くないので再使用が検討されました。
再使用にあたって700系は車体強度に余裕があり、重たい冷房装置を天井に追加することが可能でしたが、600系は軽量化の背反で強度に余裕がなく冷房化が不可能で再使用は断念されました。このような経緯で600系の車体は20年強で放棄されましたが700系の車体は今の1000系として生まれ変わり、車体は700系から数えると54年目を迎えますが現在も元気で活躍しています。

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