解説〜でき婚祈願
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私説「看板学講義」の教室へようこそ
今回の教材:福岡県久留米市で撮影した、出来ちゃった婚祈願の看板
解説:あ〜、諸君もお感じになっておられようが、右から読む横書き、伝統を重んずる神社の風格が滲み出ておるな。
じゃがな、書いてある内容に吾輩は少しばかり違和感を覚えたのじゃ。吾輩の若かりし頃、男女はたとえ婚約しても、そのナニは我慢して、新婚初夜を迎えたものじゃった。(ただしこれは、あくまでもタテマエじゃったがの。)
順番としては、良縁→ナニする→子宝という流れになる、お分かりかな。
さてさて、この看板。古いものにもかかわらず、順番がおかしい。
ナニする→子宝→良縁という順になっておる。これはまさしく、出来ちゃった婚の流れではないか! きっと「でき婚」の成就を祈願するのだと、吾輩は推測した。
ま、たしかに、現代では出来婚は二重にめでたい事のようなのだが…それにしてもどんな人が祈願に来るのだろうか?吾輩の興味は尽きない。
(おことわり)この解説は全くの私的な「思い込み」であり、当該店舗利用に際しての一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。
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