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2017年1月30日 臨済寺 本堂障壁画特別公開 360度パノラマ写真(2) HDR

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写真: 2017年1月30日 臨済寺 本堂障壁画特別公開 360度パノラマ写真(2) HDR

写真: 駿河湾フェリー(1) 2017年2月16日 写真: 2017年1月30日 臨済寺 本堂障壁画特別公開 360度パノラマ写真(3) HDR

臨済寺(静岡市葵区)、静岡市にある臨済宗の寺院。

 1528-31年にかけて、駿河の守護大名今川氏親は出家した子・栴岳承芳(後の今川義元)のために善得院を建立する。氏親の死後、還俗し家督争いに勝利した今川義元は1536年に前代の氏親を善得院に葬る。その際に「善得院」を氏親の法名に合わせて「臨済寺」と改名する。その後2度戦火で焼け、現在の建物は徳川家康により1614年頃に再建された。
 徳川家康(竹千代)が幼少の時期(今川家の人質)にこの寺院で過ごし、太原雪斎(臨済寺住持)より教育を受けている。
 境内の参観は自由だが、修行僧の専門道場の為 本堂やそのほかの寺院建物内は立ち入りできない。ただし年二回、春(5月19日)と秋(10月15日)に公開される。

 上記の通り、通常の公開は年二回なのだが、ときどき臨時の公開が行われることもある。今回は本堂の障壁画が市の文化財に指定されたことを記念して、2017年1月29日・30日の二日間にわたって本堂・書院・庭園が公開された。
 本堂の障壁画は、江戸時代初期に現在の本堂が再建されたのと同時期に描かれたものと考えられている。作者は不明だが江戸時代初期の狩野派の様式を顕著に示す作品とされる。静岡市内には江戸時代初期の狩野派の障壁画がほとんどない為、臨済寺障壁画は大変貴重なものだという。
 写真は本堂の「檀那の間」、正面に向かって右側の襖に描かれた四面の障壁画が今回市の文化財に指定されたものである。また、正面向かって左側には現代の作家の手による障壁画が飾られている。(通常この部分は障子戸となっているようだ。)

 なお、蛇足ではあるが、正面奥の今川義元公の座像等が置かれている部屋は「衣鉢間(いほのま)」と呼ばれている区域となっている。


この画像は360度パノラマムービーの原版としても使用しています。
パノラマムービーは次のURLページで見ることができます。
http://www.360cities.net/image/hondo-main-temple-building-of-rinzai-ji-temple-specially-opened-of-january-30-2017-1#90.30,0.00,80.0

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