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川の手演劇倶楽部
タイトル:川の手演劇倶楽部
カテゴリ:エンターテイメント
管理者:samuraitaro samuraitaro
メンバーの人数:1
写真数:0
説明文:
川の手演劇倶楽部
The Kawanote Club for the Dramatic Arts

今や東京は空前の下町ブームが到来。墨田区には新東京タワー「東京スカイツリー」や、「葛飾北斎美術館」が建設中です。
 
 都心部の山の手地域は一部を除いてはアスファルトとビルで覆われ飽和状態です。

この地域での人々との交流は稀薄になり、孤独なお年寄りや無気力で冷めた若者が多いのに対して、川の手地域は(あえて下町とは呼びません)風光明媚な自然環境に恵まれ、人情味に溢れた粋で鯔背(イナセ)な人々が昔からこの川の手に多く関わり、助け合いの精神を大切にしながら暮らしています。

最近はメディアに連日取り上げられ、老舗の店等が連日賑わい長蛇の列が続き、川の手地域での暮らしぶりが益々注目されつつあると思います。
 
 江戸時代、隅田川沿いは商業が栄え、旗本など上級武士や各藩の江戸屋敷が無数にあり、また文人・文化人も多数居住していました。
この地域には神社・仏閣が無数建立され、数多くの芝居小屋がありました。そのため庶民に向けての祭りや芸能等が栄え、雅な元禄文化の発信基地としての大切な役割を担って来たのです。

このように学んできた私は東京新宿で生まれ、渋谷で育ち、麻布に住み、役者として長年演劇に携わって来ました。そうです何を隠そう私は俗に言う、甘ったれの山の手育ちなのでございます。

しかし私は元来、猪突猛進で人見知りをせず、はっきりとした性格のためか有難い事にチャキチャキの江戸っ子やコテコテの関西人に受けが良く、友人が大勢います。

そんな私が5年程前から移り住んだ両国で、私の進むべき新たな道を見つける事が出来たのです。それは、自身の胸中で大切にしてきた(演劇)という火種に再び息を吹きかける機会に恵まれた事によります。

 私は役者として演ずる事だけに拘らず、もう一度芝居の原点に立ち帰り、今の時代だからこそ必要な日本独自のお芝居があるのではないかと感じたのです。

この想いは川の手の人々との頻繁な交流を通して人情に触れる事により生まれたのでございます。

これを形にする為には川の手独自の文化と歴史を継承してきた方々からもっと多くの事を学び吸収して行かなければならないと感じているのでございます。

そうして学ばさせて頂いた川の手の素晴らしさをより多く人々に伝えて行く事を考えなければなりません。

それには私が長年関わってきた総合芸術である"演劇"という魔界的な魅力を持っ摩訶不思議な力を借りる事によって出来るものと私は確信したのでございます。
 
 先ずは未来ある子供逹に情操教育の一端としても重要であり、また必要不可欠な舞台芸術に数多く触れて貰いたいのです。

何故ならば、純粋で敏感な子供逹の素晴らしい感受性を磨き輝かせ、豊かな想像力を伸ばし、道徳心を説いて行く事を、この殺伐とした時代に何よりも真っ先に取り組んで行かなければならないと私は痛切に感じるからなのでございます。

そしてお年寄りの方々には一娯楽としてだけでは無く、敬意と感謝の真心を込めた福祉活動の一環として、演劇の本道「舞台に人生を見、人間の姿を見、悠久な時を感じられる」芝居らしい芝居を上演し続ける事が私の大きな希望でございます。

これらの事が川の手演劇倶楽部を発足する事に至った趣旨でもございます。


平成22年元旦に、この趣旨に賛同を頂けた方々と発足式を兼ねた舞台を、合気道・養心館の方々の計らいで、九段の靖国神社の能舞台に於いて総勢13名で元日奉納致しました。

舞台の内容は時代劇には必要不可欠な殺陣を、和楽の生演奏と共に行う演舞でした。

また平成22年3月6日に両国にある江戸東京博物館の大ホールに於いて、川の手演劇倶楽部の趣旨に賛同して頂けた総勢40名を超えるメンバーと出陣式のイベントを無事終えたところでございます。
 
川の手演劇倶楽部発足の第一の目的は、主に時代劇と呼ぶ歴史劇に"江戸しぐさ"を多く取り入れ、その大切さを伝えて行く事でございます。その為には、クオリティーの高い独自の劇団を擁立し、また新たに創立する事でございます。

そしてお年寄りから子供まで、御家族揃って楽しんで頂ける正統派の時代劇をあらたに創造して行く事が私共の使命だと考えています。 

その暁には、未来ある子供逹に向けて温故知新の大切さを理解し易い形で伝えて行けるのでございます。

 第二の目的は、年齢や経験に関係なく演劇を通じて地域の活性化や社会に貢献出来る良識ある演技者や演奏者、スタッフ等、未来に続く者を育成する事でもございます。

人材を絶やさずに大切に育て、「川の手演劇倶楽部」の確固たる存在を世に問う事でもございます。


その為には、古典芸能から現代芸能の歌舞音曲に関わりある方々やスポーツ全般、武道家の方々のお力添えが何より先決なのでございます。

何はともあれ、是非とも「川の手演劇倶楽部」に関わって頂き、真剣に未来を見据え、忌憚なく皆様方と語り合い、共に感動溢れる作品を生み出し、そして夢の劇団の旗揚げを目指して参りたいので御座います。

個性豊かで健全な「川の手演劇倶楽部」部員をこの場をお借りしまして広く公募させて頂きたいと思います。

演技者・演奏者は勿論の事、舞台を陰で支えて下さる各専門スタッフの方々、そして更にありとあらゆる方面の方々からの御協力を頂く事が、総合芸術である演劇にとって、必要不可欠なのでございます。

何卒、この趣旨をお汲み取り下さり、皆々様のお力添えを賜わりたく、伏してお願い申し上げます。

 平成二十二年 吉日
川の手演劇倶楽部          
代表 松元信太朗

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