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山口弁天(見沼弁天・緑区下山口)

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写真: 山口弁天(見沼弁天・緑区下山口)

写真: 見沼代用水東縁(山口弁天前・さいたま市緑区) 写真: 木曽呂の富士塚(川口市)

mixi記事コピペ――2013年04月16日 20:41
13.04.16.
「まんが 日本昔ばなし」の“見沼弁天”に登場した弁天様がココ。
東浦和駅のロータリーに竜神のモニュメントがある。ここいらは竜神サマの伝承がいくつも存在している。
現代は河川の国。「海がない」なんてバカにされたような、歌まで唄われてしまったけどwwww 縄文時代は海の底だったんだから。

まあとりあえずw ひとつ書いておく。
「見沼の弁天様」――
(かつて「まんが日本昔ばなし」で放送されたのとはちょっち違う、「埼玉伝承」・「日本標準」。
コレをピックアップしてみたものの、伝説は4つも5つもあって…┐(´Д`≡´Д`)┌ )
享保年間の中頃、下山口新田にある蓮見という家に馬子がやとわれていた。
ある夏の日、馬子は主人の家の荷物を馬に積んで千住の宿まで行った。
その帰り道。
陽が西に傾いてきたころ、神根村の新井の宿(川口市新井宿)にさしかかると、美しい女性に追いついた。女性は長い旅に疲れた様子で、足を引きずりながらようやく歩いている様子だった。
馬子は気の毒に思い、
「あなたは、どこまで行かれるのか?」
と声をかけると、
「わたしは木曽呂橋あたりまで行きたいのですが、足が痛くてとても明るいうちには行けそうにありません。どうか馬に乗せてはいただけませんでしょうか?」
と言う。馬子は、
「どうぞ、どうぞ、おらも同じ道を帰るから、お送りいたしましょう。」
と馬に乗せてやった。
木曽呂橋までやってくると、女性は滔々と流れる用水をみて馬を止めさせた。そして、用水の堤の上におりて桐の小箱を取り出し、
「これは、わたしの心ばかりのお礼です。これをあなたに差し上げます。けれど、どんなことがあっても決して中を見てはなりません。」
そう言って別れを告げると、女性は夕闇の中に姿を消していった。
馬子は主人の家に帰り、
「今日、不思議な女子に遇いました。馬に乗せたお礼として、この箱をもらいました。馬子のわたしがこんな綺麗な小箱を持っていてもしょうがありません。」
馬子は桐の小箱を主人に献上した。
それからというもの、蓮見の家はもちろん、下山口村には良いことばかり続いた。
そんなある日、主人は不思議な物見たさに駆られ、女性が馬子にかたく約束した言葉に反し、小箱を開けてしまう。
「………」
中身は小判ほどの大きさの、鯉の鱗が1枚入っているだけ。
それから、蓮見の主人は病に倒れ、村には疫病が流行り、不幸ばかりがやってくるようになった。
気にあぐねた村人たちは、馬子の話を思い出す。
「さては、見沼の龍の神様が女子に姿を変えて、この辺りを彷徨われていたのではないだろうか?」
そうして、女性の消えていったあたりに小さな祠を建て、弁天様を祀り、巳の日を縁日としてお祭りを行った。
幾日かして、蓮見家の主人は元気になり、村には景気が続くようになり、みな豊かになったという。


埼玉巡回マップ→ https://drive.google.com/open?id=1n7FXl59z93Omd64JgBAzU4whzdY&usp=sharing

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