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らぁ麺煮玉子@ちとせ・小田原市

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写真: らぁ麺煮玉子@ちとせ・小田原市

写真: ワンタン麺+味玉@砂田・豊島区巣鴨

麺庵 ちとせ
  小田原市風祭106-1

 10日間に及んだ家庭内のバタバタがようやく治まり、PCに触れることはもとより、ラーメンを食べに出かけることも出来るようになった。なので、それを記念して久々の遠征に。新宿・曙橋の超人気店だったが、厨房が狭くて色々なことにチャレンジできないため1月末にお店を閉め、5月中旬に何と小田原に移転した。しかも小田原駅周辺ではなく、小田原の市街地と箱根湯本の真ん中あたりで、蒲鉾で有名な鈴廣が展開するテーマパーク「かまぼこの里」のほぼ隣。思い切った場所だと思うが、時間と交通費はかかるもののそんなに不便な所ではないのは幸いか。平日の午前7時半頃に東京を出発し、地下鉄、小田急、箱根登山鉄道と乗り継いで、お店には10時20分ごろに到着した。雨がザーザーと降る生憎の天気のためか先客はなくPPをゲット。その後、こんな天気でも車で訪れるお客さんは何人もおられ、定刻よりも10分早い10時50分の開店時には15人ほどが並んでいた。お店に入ってすぐ右手にある券売機を見ると、メインはらぁ麺と担担麺の二本立て。フムフムどっちかねとまずは認識。次いで目を移すと、パブロフの犬のようにちとせといえばアルコールと刷り込まれた自分にとっては、6月1日からまん延防止等重点措置が小田原市にも適用されたことに伴い、酒類のボタン全てに赤×が灯っているのが何とも寂しい。仕方なく標記のボタンだけをポチっと。980円。
 麺は黄色っぽいと言おうか、クリーム色を帯びたストレートの中太。チュルチュルと麺肌は滑らかで、噛むとシコシコとした心地よい食感が楽しめる。自家製麺だそうで、よく見ると小さな黒い粒々が混ざっているので全粒粉を混ぜてある。そのためか、小麦の風味とは思わないが、何ともいえない”味”が感じられる麺だ。スープの第一印象は「醤油の風味が強いな」。しょっぱさは全くなく、ベースの出汁とも喧嘩せず醤油の風味がまずは口中に広がる。次いで魚介が追いかけてくるが、これが何だか全く想像がつかない。目の前の厨房を見渡すと、大きな寸胴に動物系食材が煮られているのが目に入るが魚介系の姿は見えず。何種類もの魚介が使われているであろうし、多めに浮く香味油も魚介系かもしれないが、とにかくバカ舌には区別がつかなかった。チャーシューはロース系とモモの2種類。ロース系といったのは、ロースなのか肩ロースなのか判断がつかないため。しっとり軟らかく、肉の旨味もにじみ出てきて〇。モモも思いのほか軟らかく、さっぱりとしていてまるで鶏ムネのよう。味玉は、黄身が半熟と固茹での中間のような仕上がりでちょいと不満。メンマは色は濃いものの薄味で、ジャキジャキとした食感とメンマらしい上質な発酵臭が軽やかに感じられる。また、薬味の葉ネギが九条ネギのようで、軟らかさと風味の良さは特筆もの。
 場所を考えると価格設定に?が付いてしまうが、味は曙橋時代と同様万全だ。

・お気に入り度:〇

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