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のどぐろ煮干の白醤油そば@しろくろ・杉並区八幡山

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写真: のどぐろ煮干の白醤油そば@しろくろ・杉並区八幡山

写真: 肉そば・中@伊藤赤羽店・北区赤羽 写真: つゆ無し担担麺@阿吽浅草店・台東区田原町

麺処 しろくろ
  杉並区上高井戸1-1-7

 最近、評判の高いお店に限定メニュー狙いで平日に訪れた。が、いろいろ間違えて開店時間より30分も早い11時に着いてしまい、予期しないポールをゲット。10分ほど1人でいると段々と後続が現れ、開店時には15人ほどに列は延びていた。お店に入って、券売機で標記(990円)と、限定メニューの説明にあったセットにすれば美味しいですよ的な誘い文句に釣られてのどくろそば用茶漬けご飯(200円)のボタンをポチッとな。
 配膳された丼は、日頃食べているラーメンとは見た目から大違い。しかも具材を見たら、カラスミ、イクラ、キャビアと普通ならラーメンには絶対に使わないものが載っている。まあ、キャビアについてはチョウザメではなくランプフィッシュだと明記してあるし、カラスミもボラの子ではなくカラスミ風味の珍味ではないかと思うけれど、コストを考えればかえって正しい選択だろう。まずは麺を一すすり。ほぼストレートの中麺で、ほどよい歯応えがあるものの無理なく噛み切れるザクザクとした食感。加水率が低めのようだ。小麦の風味はあまり感じないが、麺にほのかな味というか旨味があるような気がする。気になって厨房を見渡すと、案の定、麺箱には三河屋製麺の文字が。スープは、一口目で間違いなく魚介メイン、しかも煮干系だと分かったものの、どんな魚介が使われているかは謎解き気味で面白い。少なくとも日頃食べ(飲み)慣れているイワシ類の味ではないし、旭川ラーメン等で使われるアジ煮干しほど個性はない。一方、最近注目の鯛煮干ほど穏やかではなく魚の主張があるし何だろう?答えは分かっているものの、自分の記憶との照合が続く。過去にはノドグロ煮干の経験もあるものの、その時の記憶が引き出せなく、結局、エソ煮干しの味を思い出した。そんなことをやっているとついついアニマルオフのスープを飲んでしまうが、飲み過ぎると第二ラウンドに続かなくなってしまう。ということで、以降はスープを飲むのを控え、具材と麺のコラボを楽しむ。芽ネギを箸休めにしながらカラスミ、キャビア、イクラ、そしてノドグロの昆布〆、豚チャーシュー、鶏チャーシューを麺とともに順番に味わう。特に、片面を炙ったノドグロの昆布〆はチャーシューといってもいいくらい味わい深く感動。肉の方もレア肩ロースチャーは言うに及ばず、鶏ムネのチャーもムネ肉らしくしっとり軟らかなのに濃い旨味があってビックリ。肉類の下に隠れている穂先メンマはシャキシャキで、タケノコ本来の風味が感じられ、旨味もあってこれまた旨し。
 麺と具材を食べ終えて、残しておいたスープをのどくろそば用茶漬けご飯に注ぐ。のどくろそば用茶漬けご飯は、お茶碗一杯分の白ごはんにたぶんノドグロと思われるそぼろが一面に盛られていて、縁にゆずこしょうが添えられている。ご飯がいつも食べているものよりかなり硬めだったのは少し引っかかったが、出汁茶漬け?即席雑炊?にはこちらの方が良いのかもと感じた。当然、きれいに平らげた。日頃食べ慣れている国民食たるラーメンではなく、和食の一品だなと強く思った。

・お気に入り度:○+

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