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山形辛味噌らーめん@田中そば店浅草店・台東区浅草

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写真: 山形辛味噌らーめん@田中そば店浅草店・台東区浅草

写真: 特製鶏ゅ白湯塩らーめん@ど・みそ鶏・中央区宝町 写真: 得製つけめん@風雲児・渋谷区新宿

中華そば専門 田中そば店浅草店
  台東区浅草1-1-8

 山形の麺といえば蕎麦を思い浮かべる人が多いと思われるが実はラーメン王国で、ご当地ラーメンの宝庫でもある。県南の置賜地方には、全国的に知られるようになった米沢ラーメンとは別に、赤湯ラーメンなどと呼ばれるものがある。このラーメンは、旧赤湯町(現南陽市)にある龍上海というお店で考案され、今では、この一杯を求めて他県からもお客が押し寄せ、週末には長蛇の列で何時間も待たなければならないほどになっている。そんな大人気だがローカルな一杯が東京でも食べられると知り早速訪れた。こちらのお店は都内に10店、また東京以外にも店舗を展開するチェーン店の一支店で、このメニューはどのお店でも食べられるようだ。920円。
 麺は軽く縮れた幅4mmほどの平打ち。ツルンと滑らかな麺で、噛むとしっかりとした歯応えがありシコシコとした多加水麺だ。スープは味噌味で、一番上に載る赤色の辛味噌を溶かしながら自分の好みの辛さで食べることがお勧めされている。辛味噌の正体は、本場では赤味噌に唐辛子、ニンニクなどを加えたものなので、溶かせば辛くなるだけでなくコクと旨味が増す。ただ、臭いも付いてくるが…。その辛味噌を溶かす前のスープは、白味噌ベースで煮干の風味がしっかりと感じられる。また、甘味が強いが、これは後々辛味噌によって辛くなることを見込んでのことだろう。スープには青ノリが散らしてあるものの、本場ほど磯の香りが立たないのはちょっと残念。チャーシューは糸巻き型のバラ肉が3枚。結構軟らかく、何か昔食べた中華そばに載っていたチャーシューのような懐かしい味わいで、そこそこの厚みがあるので量的にも不満はない。チョコレート色のメンマは、見た目と異なり味も特有の発酵臭もほぼ感じられない一方、ジャキジャキとした食感が目立つ食感で食べさせるタイプだ。
 辛味噌を全部溶かしたためか、最終盤では汗がうっすらとにじんできた。それでも、完食は当然のこととしてスープも完飲。久しぶりに山形のご当地ラーメンを楽しめた。

・お気に入り度:○

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