味玉中華そば@勝本・千代田区水道橋
- 59
中華そば 勝本
千代田区神田三崎町2-15-5 三崎町SSビル1階
平日で雨が降り、しかも少し強い風が吹く日なら混むことはないだろうと出かけたが、やはりそこは超人気店、昼の11時半前で3人が並んでいた。まあ、この程度で済めばラッキーな部類だろう。客層はサラリーマンが主体だが、ちらほらと女性の単独客も見受けられる。やはり、この和モダンでシックな佇まいがOLさんを呼ぶのだろう。この日は塩ラーの提供がなく、清湯の中華そばと白湯の濃厚煮干しそばの2本立てだったので、最もオーソドックスなものを味玉付きで食べることにし、お店に入ってすぐの所に置いてある券売機の標記のボタンをポチッとな。830円。
麺は浅草開化楼へ特注しているストレート中麺。プリッと弾けるような食感で、自分的には食感の浅草開化楼、風味の三河屋製麺と思っているので、期待通り、小気味よい食感で飽きずに食べ進めることができる楽しい麺だ。スープは鶏と煮干しで出汁を引いているとのことだが、煮干特有の苦味やエグミは全く無く、お味噌汁の煮干出汁のようにクセがなく穏やかで飲みやすいもの。そこに出しゃばらない程度に醤油の風味が加わり実に味わい深い。また、目立たず気付きにくいが、表面には香味油が多めに散らしてあり、これが単調な味わいに陥りやすいあっさりスープに結構なコクを与えており、少しばかりだが飲み応えも感じる。2枚のチャーシューは肩ロースで、軟らかいにもかかわらず肉の旨味はしっかりと残っていて、やや厚めにスライスされているのでボリュームもあり満足。味玉は、黄身が溶け出すくらいの半熟で、全体にほどよく味が染み込んでいて、また、黄身は濃厚な味わい。メンマは細めに裂いてあるにもかかわらずジャギジャギと硬い歯応えで、味付けは薄いものの特有の発酵臭がしっかりと感じられるが、メンマらしいと感じる程度で問題なし。他には、スープに溶けやすいものの磯の香りではなくそれ自体の香りが素晴らしい海苔が2枚になるとと薬味の木口切り白ネギ。
当然のごとく完食、完飲。味も具材もこれだけバランスよく整えて味玉付きで830円とは恐れ入谷の鬼子母神だ。
・お気に入り度:○+
アルバム: 東京のラーメン・その1
お気に入り (0)
まだお気に入りに追加している人はいません。
コメント (0)
まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?
コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。