ワンタン麺@○政・江戸川区平井
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奥州白河ラーメン ○政(○の中に政、まるまさ)
江戸川区平井6-43-3
区部東側のお店を探っていると福島の白河ラーメンが食べられるお店を見つけた。白河のお店の東京支店ではないが、白河出身の方が白河で修業の上出したお店ということなので外れることはあるまいと訪れた。850円で叉焼麺があったので主のおばちゃんに聞いたところ、白河ではよく見かけるバラ、肩ロース、モモ等色々な部位の盛り合わせではなく肩ロースだけということなので止めて、次善の策であるワンタン麺をお願いした。
麺は幅が3mmほどの手もみ平打ち。ちょっと細い気はするが、それでも白河ラーメンの麺らしい見た目だ。口に運ぶとモッチモチだが、麺に厚みがないので数噛みで飲み込める。そういう意味では、中華麺にしては喉ごしがよい方かも。卓上のメニュー説明によれば、麺量は160gで自家製麺とのこと。スープは香味油が浮いているもののあっさりとした、鶏の風味が穏やかに香る醤油清湯。醤油の風味も控えめで、白河ラーメンの王道を行く味わいといっても過言ではないだろう。ただ、ひょっとしたらバカ舌の誤りかも知れないが、ほんのりとショウガの風味を感じるのはオリジナルだと思う。注目のワンタンは皮がかなり黄色いので、麺同様、これも自家製と思われる。餡は小指〜親指の爪程度の大きさなのはよくある話で驚かないが、チュルンと啜り込むタイプではなくモグモグと咀嚼しなければならなかったのは意外だ。1枚だけ載るチャーシューは肩ロースで、白河ラーメン用らしい燻煙香がありメチャ美味。これなら、純粋に肉の旨味を楽しむために叉焼麺を頼むというのは大いに有りだ。その他には、黄身が半熟状の茹で玉子半個、発酵臭ではなくメンマ独特の味わいが感じられる柔らかなメンマ、高温続きで価格が異様に高騰しているホウレンソウ、途中で溶け出し始めた焼き海苔に薬味の刻み白ネギ。
23区内の住宅地のど真ん中で、ちゃんとした白河ラーメンが食べられることに感謝したい。しかもこの価格でこの内容は大満足だ。
・お気に入り度:○
アルバム: 東京のラーメン・その1
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