ひやしらーめん@盛・江東区住吉
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らーめん屋 盛(さかり)
江東区千田21-6
牛骨スープが特徴の一条流がんこラーメンの宗家直系店出身。このため、昔は、営業状態を知らせる牛の大腿骨が店頭にぶら下がっていた。そういうお店なので、醤油ラーメンを注文し背脂の量を調整してもらうのが王道なのだろうが、牛すじつけめんという魅力的なメニューがあったりして迷っている中、夏期限定メニューが提供されているのを見つけ、接客担当の奥様にお願いした。850円。
麺は縮れた中細。冷たいスープに浸っているため締まって軽くシコッとしているが、少し軟らかめに茹で上げられているようで、硬すぎず軟らかすぎない優しいすすり心地で食べやすい。スープに酸味があることが一口目で分かり非常に驚いた。スープは、鶏と豚と思われる動物系のしっかりした旨みをベースに、風味が強くない醤油とお酢で味付けし、香味油を多めに浮かべてコクと飲みごたえをプラスしている。醤油+酢+油というと冷やし中華のタレと同じ構成だが味わいは全く異なり、ゴマ油や香辛料が使われていないためどちらかというと土佐酢のイメージのほうが近いように思う。なお、スープには白ゴマが浮かべてあり、これが風味と食感のアクセントとして効果的だった。具材は、ハムのように水分が抜けた分旨みが濃縮されたような皮をはいだ鶏モモチャーシューが5枚、味つけが薄い分特有の発酵臭を感じるジャグジャグと軟らかめのメンマ、それに小口切りの白ネギ、焼きのり1枚。シンプルな構成だが鶏チャーが多めだったので物足りなさはない。
いかんせん、ラーメンなら麺量は130gと少ないのが難点。ランチタイムは、(1)大盛、(2)ライスまたは半ライスのいずれか無料、(3)ドンブリ類100円引きというお得なサービスがあるものの、自分的には選択しづらい。つけ麺でも麺の増量が叶うのだろうか。
・お気に入り度:○
アルバム: 東京のラーメン・その1
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