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写真: 牡蠣煮干し醤油BLACK Men+味玉@カレと。Men・江東区清澄白河 写真: 冷やし坦々つけ麺@こてんぱん・江東区亀戸

麺処 若武者ASAKUSA〜FUKUSHIMA NOODLE STYLE〜
  台東区西浅草2-27-12

 ネットでラーメン屋情報を探っていると、福島在住時に何度も訪れた二本松市のお店が、川口市を経て昨年夏に浅草にお店を出したと知り早速訪れた。メニューは、裏磐梯に湧く食塩泉を煮詰めて取った塩から作る塩ラーメン、会津ラーメンと通称郡山ブラックの合体作である醤油ラーメン、それに福島の地鶏をふんだんに使った鶏白湯といずれも懐かしい3本立て。その中から鶏白湯をチョイス。950円と値段は張るのは、福島からの輸送コストが上乗せされるからだろう。
 麺はストレートの中麺。麺肌に褐色の粒々が見られる全粒粉入りだ。ザクザクとしたほどよい硬さの麺を2〜3回噛むとブツブツと噛み切れる、そんな食べやすい食感の麺だ。加水率が低めなのだろう。聞けば、福島から送ってもらっているというから、二本松と同じ福島市の羽田製麺の麺だと思う。スープは会津地鶏、川俣シャモ、伊達鶏を大量に炊き上げた鶏白湯。福島が誇る地鶏3種をふんだんに使うなんて、なんと贅沢なことか。トロリとしたスープを口に含むと鶏の旨味が押し寄せてくるが、意外にも鶏臭さは当然のこととして、鶏の匂いもそれほど感じない。むしろ、その粘度、滑らかさも相まって、信じてもらえないと思うがコーンポタージュスープを飲んでいるように思える。塩加減もちょうどよいので全く飲み飽きず、レンゲが止まらない。チャーシューは2種類3枚。1枚は豚バラを軟らかく煮てあり、赤身肉の旨さと脂身の甘さを同時に味わえ、思わず頬がゆるむ。残る2枚は低温調理の鶏ムネ肉。これも軟らかくしっとりしていて、そこそこの厚みがあるのでボリュームは感じられるが、サッパリとした味わいなのでサクッと食べられてしまう。メンマはジャキジャクと見た目よりも食感強め。薄めの味付けだが、弱めながらも特有の発酵臭が感じられる。薬味は紫タマネギのスライスとミツバで、ミツバはあしらいだが、紫タマネギはそれよりも濃厚なスープに慣れた舌をリセットする役割の方が大きく、これのおかげでますますスープが飲めるようになる。
 もちろんスープも完飲したが、麺量が120gぐらいと少なめのため満腹にはならない。このコスパ的に厳しい点が唯一の不満だ。

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