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麺屋武蔵 武仁(ぶじん)
千代田区神田佐久間町2-18-5 アークビル1階
お目当てのお店が臨休だったので近くにあったこちらを訪れた。麺屋武蔵の10番目のお店だそうだ。事前学習を全くしないまま入店し、券売機と対峙して初めてほぼつけ麺専門店だということを知った。値段は高めだったので、同じお金を払うならと思って、面白そうな期間限定メニューの標記のボタンをポチッとな。1100円。土曜日のちょうどお昼だったが、運良く1席だけ空いていてすぐに案内された。その後はどんどん来客があり、背後霊式に並んでも収容しきれず、店外にまで行列が出来た。食券を渡す際、「並盛、中盛、大盛のどれにしますか?」と聞かれたが、それらの麺量をいちいち確認するのは面倒くさかったので300gでお願いした。
配膳された麺の上には餡状の塩ダレをまとった蒸し鶏、温泉玉子、青菜、薬味の千切りのミョウガと青ジソ、おろしワサビなど色々と載っている。また、かなり冷えたつけダレの方にもメンマ、生海苔、あられが浮いたり沈んだりしている。まずは麺をそのままツルリと。きれいに折り畳まれたストレート太麺で、麺肌はツルリとしていてコシがあるのでシコッ、モチッとした噛み心地。小麦の風味とちょっとした甘味も感じられ、つけ麺用の麺としてピッタリ。カネジン食品の麺だろうか。味見を終えて、つけダレに薬味の香味野菜を投入。つけダレは鶏の下支えがあるように思うが、カツオ節とコンブ出汁が効いていてざる蕎麦のつゆのような味わい。香味油が浮いているが、麺を滑らかに啜れるよう潤滑油の役割を果たしているようで油っぽさは皆無。時々、ミョウガや青ジソの爽やかさやあられの香ばしさ、生海苔の磯風味が顔を出し、変化に富んでいるので飽きない。後半はおろしワサビを麺に付けて食べた。蒸し鶏は皮を剥いだモモ肉で、塩ダレと一緒に、また、つけダレに潜らせてと二通りの食べ方が出来る。いずれも鶏の旨味が十分に味わえ、量もそれなりにあって満足できる。青菜はコマツナかと思ったら野沢菜漬けで、つけダレが和の味わいのため違和感は全くなく美味しくいただけた。温玉は崩して麺に絡める、つけダレに投入してしまうといった食べ方があるとは思うが、いずれもつけダレの味を薄めてしまうので扱いに困り、結局、麺と具材を食べ終わった後に、一旦、つけダレに落として味をまとわせ、そのままジュルッと吸い込んだ。
最後にカウンター上のポットに入った割りスープでつけダレをスープ割りにして完食、完飲。なお、味見はしなかったが割りスープも和風出汁のように思う。
・お気に入り度:○
アルバム: 東京のラーメン・その1
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