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牡蠣・拉麺@佐市・墨田区錦糸町

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写真: 牡蠣・拉麺@佐市・墨田区錦糸町

写真: 味噌@大島・江戸川区船堀 写真: 限定つけ麺・中@縁屋・江東区門前仲町

麺や 佐市
  墨田区錦糸4-6-9 小川ビル1階

 開店時刻の11時半を少し過ぎて訪れるとカウンターのみ10席にはまだ空きがあった。メニューは、牡蠣がベースの無化調スープにトッピングとしてチャーシュー、カキ、その両方を載せたものの3種類があり、それらそれぞれにラーメンとつけ麺が用意されていて計6種類と割とシンプル。その中から標記のボタンをポチッと。900円。
 麺はよく縮れた太麺。かなり硬めに茹でられている上に加水率は余り高くないようで、弾力がほとんど無いのに噛み応えが相当あるというのが第一印象。その後、噛むにつれてゴワゴワとした食感が顔を出す。ただ、食べ進むうちに麺に熱が通るのとスープを吸うのか、徐々に軟らかくなって噛み切りやすく、食べやすくなる。いずれにせよ、こういう食感の麺は記憶にない。無化調ラーメンを提供したくてあらゆる食材を試して辿り着いたというスープは、わずかに緑色を帯びた白湯で、トロミは無いもののそこそこの粘度があってトロンとしている。カキの身を丸ごとすり潰して出汁を引き、鶏や節系も加えているそうで、カキの旨味と風味が強くコクも十分だ。香味油は浮いていないが、かなり濃厚な味わいでクリーミーさも感じられるものの、コッテリ感や重さはないので飲みやすい。醤油味だがカエシは黒子に徹していてその存在を気にすることはなかった。具材のカキ2個は醤油等で下味を付けたコンフィーで軟らかく、旨味や風味も抜けておらず美味。カイワレ、刻み海苔、木口切りの白ネギとも多めに載っていて、カイワレはそのピリッとした辛みが味を引き締めてくれるし、海苔は風味はそれほどでもなかったが、麺とスープの絡みをよくする接着剤の役割を果たして効果的だった。他には色彩的飾りの糸唐辛子。
 食材にコストがかかっていることが実感できるので900円という高価格にも納得だ。温度が下がって一層カキの旨味が感じられるようになったスープを完飲。退店時には少人数だが待ち客の列も出来ていた。

・お気に入り度:○+

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