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醤油ラーメン+海苔@こってり番長・盛岡市

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写真: 醤油ラーメン+海苔@こってり番長・盛岡市

写真: もやしらーめん@みちのく・盛岡市 写真: 鬼煮干しラーメン@山岡家岩手盛岡店・盛岡市

ラーメン こってり番長
  盛岡市津志田中央2-18-48

 折り込み広告のトッピング無料クーポンに釣られて訪れた。着いてみるとラーメン店にはふさわしくない店構えで、確証はないがハンバーガー業界第2位のチェーン店だった建物を居抜きで使っているように思える。その証拠に、カウンター席は無く全てがテーブル席になっていて、田舎の食堂を除けば普通はあり得ない。メニューは醤油、塩、味噌の3種類に塩と味噌には辛い系も用意し、更に味付けは不明だがつけ麺と油そばまであってかなりバラエティーに富んでいる。その中から、基本と思われる500円の醤油味とサイドメニューの100円小ライスをポチッと。また、食券を取りに来たお兄さんには、クーポンを使ってライスを美味しく食べるために必須の海苔(本来は50円)をお願いした。
 麺は横浜家系で一般的なモチッとしたストレート太麺ではなく、太麺は太麺でも長さが短めの縮れ麺。横浜の丸山製麺から取り寄せていると店内に掲示してあったが、やや軟らかめに茹でてあり、かつ、加水率が高めのためだろう、食感はシコッとかモチッではなくムニュムニュとしていてユニーク。とはいえ、家系に慣れていない東北の人はこんなもんと納得して気にもならないだろう。一方、スープは、鶏を使ってトンコツのくどさを和らげ、醤油ダレを控えめに効かせた上で鶏油で風味付けしてあり、極めて王道な味わい。家系では、普通、麺の硬さ、味の濃さ、油の量が好みに調整してもらえるのだが、こちらはそのような表示はなく、食券回収時にも聞かれなかったが、これなら麺の硬さを除いて自分的には問題はない。具材として白髪ネギが使われているのは家系では初めてと思う。その分、お約束のクタクタホウレンソウが少ない。スープが濃いめのため、やはりネギよりもホウレンソウに重きを置いて欲しい。チャーシューは一般的な肩ロースではないようで、脂身が付いていない上、肉質が均一なのでウデだろうか。肉の旨味はそれほど抜けていないし締まってもいなかったものの、家系にしては珍しく、しょっぱくはないものの醤油の風味がかなり強めだった。海苔増しにしたので海苔は6枚添えてあったが、向こう側が透けて見えるほど薄いもので寂しい。それでも、スープに浸してライスを巻いて食べる時に破れるor溶けることもなくちゃんと役割は果たしてくれた。
 テーブル上には醤油、酢、ラー油、コショウ、おろしニンニクしか置かれていないものの、店員さんに声を掛ければショウガ、豆板醤、ニンニクチップを持って来てくれる。半分ほど食べ進んだ段階で、味変のため家系には鉄板のニンニクと豆板醤をそれぞれ少し入れてみたら、スープからトンコツや鶏油の風味がきれいに消失してしまった。これにはビックリ。本流の家系ではなくインスパイア系であることが如実に分かった瞬間だった。

・お気に入り度:○

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