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2021_1205_113042 桂駅の乗越橋

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写真: 2021_1205_113042 桂駅の乗越橋

写真: 2021_1205_115101 嵐山駅 写真: 2021_1011_162142 阪急6300系車内

阪急嵐山線の6300系嵐山線専用車です。
嵐山線の電車は京都線から分岐する桂駅を出ると、すぐに築堤を登り始めます。
そして程なくてっぺんのガーター橋を渡るとすぐに地上に下っていきます。
一応ガーター橋の下に道路は通っていますが京都線の複線は嵐山線の右(東側)を走っていて立体交差が要るわけでもいなくなんだかあまり意味のない乗越橋のように思えます。

実は昭和60年頃までは、京都線の上下線は嵐山線を挟むように配線されており、
京都に向かう電車はこの写真の嵐山行の電車の向こう側を回り込み、先のガーター橋の下をくぐってから大阪向きの下り線と合流して京都に向かっていました。
↓これはその頃の写真です。
http://photozou.jp/photo/show/251552/151561299
新京阪鉄道として開業した当初は大阪の天神橋を出発した電車は大宮行・嵐山行の併結で、この桂駅で切り離して大宮と嵐山に向かい、大阪行はその反対の運用を行っていました。
嵐山線が高架で京都線の上下線の間に割り込むような配線は、乗り換えにも直通にも適していました。
ところが、いかに嵐山が観光名所といっても、新京阪鉄道が期待したほどには乗客数は伸びず、複線だった嵐山線の線路は片側が剥がされて単線にされ、直通も行われなくなりました。ですが桂駅の構造は特に害があるわけでもなくそのまま長らく使われていましたが、
京都線の乗客の方は高度成長期に大幅に増加し、10両編成での運転が計画されるに至って
真ん中に割り込んでいる嵐山線がホーム延長の支障となり配置が現在の姿に改築されてしまいました。今は紅葉のシーズンになると大阪側からも京都側からも直通列車が運転されますが嵐山線→大阪方面では京都線の上り線と、京都方面→嵐山線も京都線の上り線との交差支障が生じるのであまり本数を増やすことはできません。

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