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2020_1228_081116 廃車になった5553F

写真: 2020_1228_081116 廃車になった5553F

写真: 2020_1228_081118 通勤準急|中之島 写真: 2019_0502_095200 京阪5000系

5553Fが50年間の活躍に終止符を打ち、廃車になりました。
この電車はラッシュ対策の切り札として昭和45年の年末に登場しました。
その対策とは1両の片側に5カ所もの扉を備えることで、ラッシュ時の乗降時間を短縮することでダイヤの乱れを防止するのが狙いでした。平成になってからJR東日本や他の私鉄でも5扉車、6扉車が登場しましたが、この5000系より早くに姿を消しています。多扉車の特性として扉が多い分座席が少なくなり、ラッシュ時以外は不評ということが長続きしなかった理由のようです。
そんな中、京阪5000系はラッシュ用扉と座席昇降装置という仕掛けを持っていました。ラッシュ用扉というのは一両5カ所の扉のうち、2扉は『ラッシュ用扉』ということで、ラッシュが過ぎると締め切られ、通常の3扉車と同等の扉数になります。http://photozou.jp/photo/show/251552/267223834
しかも締め切った扉の位置には天井に格納された座席が降りてきて
http://photozou.jp/photo/show/251552/267139219
通常の3扉車よりむしろ座席定員が増える、という凝った仕掛けを持っていました。
この辺りの工夫が5000系が長寿でいれた原因かも知れません。

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コメント (6)

  • kame

    コロナで通勤客が乗客激減・・鉄道会社冬の時代ですね。これからどういう戦略でのぞまれるのでしょうか・・・

    2021年2月21日 07:34 kame (11)

  • キューチャン

    kameさん
    ☆とコメントありがとうございます。
    特にオフィスで働いている多くの人はリモートワークなんて、と思っていたものが必要に迫られてやってみると結構できるもんや、というのが感想ではないでしょうか。全部リモートではしんどそうな気がしますが、何にしろ、もう少し未来の話と思っていたリモートワークという働き方の選択肢があっという間に現実的な選択肢となって確実に通勤客は減少するのでしょうね。

    通勤定期って普通運賃の実質3割引くらいなので、通勤客が3割減くらいまでは運賃収入の極端な減少とはならないと思いますし、通勤輸送って、分散して来てくれたら余裕で運べるものを短時間に集中して運ぶのために車両はじめ多くの資産を抱える効率の悪いものなので、
    通勤ラッシュの緩和は鉄道会社にとって悪いことばかりではないと思います。
    通勤輸送が緩和されて生まれてきた余裕は、今は密の回避に回されていますけど、いずれは老朽更新に回す(例えば、古い電車を廃車しても新車は補充しない)、とか、新規投資を抑える方向で時代に合った適正な方向に持っていくのかな、と思いますねぇ。
    普通運賃で乗る人はコロナが収まれば多分まだ戻ってくるでしょうし・・・

    2021年2月21日 09:59 キューチャン (36)

  • キューチャン

    がんちゃんさん
    ☆ありがとうございます。

    2021年2月21日 10:07 キューチャン (36)

  • キューチャン

    SuzumeExpさん
    ☆ありがとうございます。

    2021年2月21日 10:07 キューチャン (36)

  • キューチャン

    中古のふさん
    ☆ありがとうございます。

    2021年2月21日 19:45 キューチャン (36)

  • キューチャン

    nossさん
    ☆ありがとうございます。

    2021年3月2日 19:47 キューチャン (36)

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