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2020_1228_083947 【5553F】

写真: 2020_1228_083947  【5553F】

写真: 2020_1228_083948 京阪5000系 5553F 写真: 2020_1228_083941 【5列車同時撮影】

第3編成は第2次に作られたグループになります。第2編成と第4編成は先に廃車になったので第2次車唯一の生き残り。
第2編成は第1編成と同じ3両+4両分割タイプ、第3、4編成は中間運転台なしの7両貫通タイプで作られました。
http://photozou.jp/photo/show/251552/267223894
で述べたように、運転台にまつわる不測の事態が起きたときに備えて第1編成は3両+4両分割タイプで造られましたが、同じく述べたように、第1次車と第2次車を混ぜて使えなくなったため、第2次車は
第2編成だけ、改めて3両+4両分割タイプで造られています。

このような配慮が実際に役立つ場面がそうそうあっても困るのですが、例の置き石脱線事故の時は
これが功を奏しました。
事故があった時期は守口市〜寝屋川信号所間の高架複々線の完成直前で、増発に多くの車両が必要で
ただでさえギリギリの状態で1編成使用不能という困ったことになりました。

そこで被災した5000系第4編成のうち、被害の小さかった大阪寄り4両と、第2編成の3両のユニットをくっつけて7両編成にし、残った第2編成の4両を支線用に運用して急場を凌いだそうです。
5000系が暫くの間、4両で交野線を走っていたのは私も憶えています。

結局脱線転覆した先頭車の5554号は損傷が酷くて修理不能となり、新車が補充されましたが、2両目、3両目は修理されて最後まで活躍しました。

また5000系は実質的な定員増や、座席昇降装置など重量増の要因もあったので、車体の軽量化のため、当時は珍しかったアルミ合金製の車体を採用しています。アルミ製の電車の大きな事故は余の中でも初めてで、カーブ上で置き石に乗り上げ脱線横転してそのまま建物に突っ込むという厳し状況でしたが、車体自体は「箱」の状態を保ち、負傷者は出たものの死者はなく、アルミ合金製の車体の安全性が証明される結果にもなりました。

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