紙はサイコロを振る
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舌を出した科学者:
「目に見えない世界では、光は波っぽいのですが、天にまします偉大なる我らが神様は、
万物の理を定められ賜うた故に、光が粒になる時には、我らには計り知れぬ、
絶対的な力を働かせるのです。」
人間のモノマネが上手かった悪魔の仮面を被った科学者:
「吾輩達が観るまで、光は波でも粒でもあるし、それって別に、目に見えない世界でも、
目に見える世界でも関係無いのでは無いかね?」
猫が嫌いな科学者:
「んなこと言っちまったら、お前さんよ。箱の中に、猫とアレとコレをブッ込んでよ。
見えねーようにしちまってよ。放っといてよ。そしたらアラ不思議!
開けて観るまで、箱の中では『生きてる猫』と『死んでる猫』が重なり合ってるだぁ?
馬鹿言っちゃーいけねーよ。」
動物が好きな人:
「何よ!猫ちゃんが可愛そうじゃないのよ!これだから科学者ってものは、もう!倫理もへったくれもあったもんじゃないわ!!ムキィ!!」
猫が好きな人:
「犬なら構わぬ。処せ。」
キザったらしいカメラマン:
「猫嫌いのアンタの本を多重露光で撮っといたよ、ガラスブースのおまけつきさ。
どう?『箱の中で重なり合ってる』だろ?」(ドヤァ...
中学時代の物理がマイナス13点で文系(実話)なのにエスプリが効いたシニカルなジョークを言う私:
「笑いどころもツッコミどころも、観測者に任せます。」
アルバム: 東京の有料施設
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