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リハーサル開始直前

写真: リハーサル開始直前

写真: Pianoのツーショット@真鶴の吉祥院の檜チャリティーホール 写真: Cellist

オーケストラの練習風景です。
舞台の上手(かみて=右側)にハープや、その左に僕の弾く鉄琴の鍵盤であるチェレスタが居るのは実に例外的です。
普通は、反対側の下手の第一ヴァイオリンの後ろに居るものです。
これは指揮者の指定によるものでした。
ゆえに、チェレスタの前の人達は、ヴィオラではなく、第二ヴァイオリンの方たちです。

最近では第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンは並んでいる場合が多いですが、この時は両翼にヴァイオリンが別れていました。

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コメント (10)

  • かず(スーパー多忙なぅ…)

    ケーブルを通さない楽器は位置で全体の響きに影響するのでしょうね♪

    2013年2月12日 23:13 かず(スーパー多忙なぅ…) (18)

  • 白石准

    勿論、ケーブルを通した音楽だって、ミキサーのパンニングでどうにでもなりますが、仰るとおり、なぜこの指揮者が第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンを指揮者の両側に置いたかというと、ヴァイオリンだけが管弦楽では何故二つのグループに分かれているのか、という命題に対する答えなんだと思います。

    彼に直接訊いたわけでは無いので判りませんが、たぶんヴァイオリン同士の掛け合いとかをステレオで聞かせた方が面白いと思ったのかも知れません。

    そもそも、第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンが隣り合わせに弾くというのは、どうやら戦後の流行だそうで、昔はこれが当たり前だったという話も聞いたことがあります。

    だから、僕の世代の小学校の頃の音楽の教科書の一番後ろの管弦楽の配置図は、第二ヴァイオリンが右側にある図だったやに覚えています。

    でも鍵盤はやっぱり左(下手=「へた」じゃないよ(爆)、しもて)で弾きたい(爆)

    2013年2月12日 23:17 白石准 (40)

  • てげちち(長期貼り逃げ中<(_ _)>)

    誰も座っていないピアノに見えるのがチェレスタですか?鉄琴というのはピアノも鉄琴ということでいいのでしょうか?写真ではなくそちらに興味が...^^;

    2013年2月13日 00:38 てげちち(長期貼り逃げ中<(_ _)>) (19)

  • 白石准

    てげてげ父ちゃんさん、チャイコフスキーの胡桃割り人業組曲を聴いて下さい。
    その中に、「金平糖の踊り」という超有名な曲があります。

    あれが、史上最初のチェレスタの曲です。
    もろに鉄琴を硬い撥で叩いている様な楽器は、ジュ・ド・タンブル(jeu de timbre,フランス語)と言って、チャイコフスキーよりだいぶ前の時代、モーツァルトのオペラ魔笛でも使われていますが、これはだいぶ後の時代に発明された、ピアノが弦を叩いて居るのと同じフェルトのハンマーで鉄琴を弾くという新しい楽器だったのです。

    だから、だいぶ柔らかい音がします。

    それをチャイコフスキーが楽器屋で発見し、「これは俺が曲を書くまで誰にも売るなよ」と言ったとか言わないとか、、、

    通常は、ハープやフルート、ピッコロフルートなどと重ねてなりますから、楽器が独立して独奏を弾くよりは、管弦楽の調味料みたいな場面が多い。

    でも金平糖は、完全にこの楽器を主役にしています。
    あと、ハリー・ポッターの「ヘドヴィックのテーマ」も冒頭、この楽器の独奏で始まります。
    映画で言う所の第一作の主題曲です。

    両方とも弾いていてとても気持ちよいですが、ときにチェレスタは和音ではなく、単音数発だけで曲の中にあるけど、これが以外と難しい。
    ピアノ奏者が弾くのですが、全然発音の機構も違うし、ピアノの難しさとは全然違います。

    2013年2月13日 00:45 白石准 (40)

  • 白石准

    Celestaに関しては、僕のblogにやたら紹介しています。
    いくつもの記事があるので、タグでまとめてありますが、
    http://juninho.blog16.fc2.com/?tag=celesta
    に写真と共に中には中身も見られる記事があります。

    2013年2月13日 00:52 白石准 (40)

  • てげちち(長期貼り逃げ中<(_ _)>)

    詳しいご説明と「金平糖の踊り」のご紹介ありがとうございます。
    探して聞いてみます。

    2013年2月13日 01:01 てげちち(長期貼り逃げ中<(_ _)>) (19)

  • 白石准

    楽器の事を判らないピアニストが、ピアノだと思って弾いて上手く鳴らないこと、実は多いのです。

    チェンバロやオルガン、ピアノ、シンセ、エレクトリック・ピアノ、そしてチェレスタ、みんな似た様な鍵盤を持って居ますが、全然要求される弾き方が違う楽器なのです。

    2013年2月13日 01:05 白石准 (40)

  • てげちち(長期貼り逃げ中<(_ _)>)

    『作曲者も乗り換えに時間を要すると判っているから・・・』というくだりがまた興味をそそります。まずは探して聞いてみます^^;

    2013年2月13日 01:17 てげちち(長期貼り逃げ中<(_ _)>) (19)

  • karen

    オーケストラについては、詳しくわかりませんが

    緊張感が、伝わるようですね^^ ステキです^^

    2013年2月13日 10:08 karen (14)

  • 白石准

    http://photozou.jp/photo/show/1934405/168384412

    http://photozou.jp/photo/show/1934405/166083803
    を使った曲のリハーサル直前の画像でした。
    リヒャルト・シュトラウスという人のアルプス交響曲と言います。

    2013年2月13日 10:13 白石准 (40)

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