ウチスズメ#4
日本亜種
Smerinthus planus planus Walker, 1856
スズメガ科 ウチスズメ亜科
♀
東京都武蔵村山市 2019.9.17 前翅長約41.5mm
狭山丘陵初確認。
後翅に大きな目玉模様があるが、静止時は隠しており、
刺激すると前翅を素早く開いて目玉模様を見せ威嚇する。
日本のスズメガで後翅に目玉模様があるのは本種と同属の
コウチスズメ(北海道〜九州)、ヒメウチスズメ(北海道)のみ。
別科でやはり後翅に目玉模様のあるクスサンなども同様の動作をする。
林縁の柵にいた。
分布:北海道、本州、四国、九州、対馬、
朝鮮半島、シベリア(基亜種)
中国
成虫出現月:5〜9
寄主植物:シダレヤナギ、コリヤナギ、カワヤナギ、ヤマナラシ、
ドロノキ、ポプラ、サクラ、リンゴ、ウメ、シラカンバ、
マメ、ダイズ
♂
http://photozou.jp/photo/show/1433095/205799051
コウチスズメ
http://photozou.jp/photo/show/1433095/261484636
クスサン
http://photozou.jp/photo/show/1433095/251377780
G1290-4
アルバム: 蛾・スズメガ科
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コメント (2)
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本種の後翅に目玉模様があるのは知っていましたが、こんなにカラフルな美しい色合いだとは思っていませんでした。
2019年9月19日 04:12 norak のら (8)
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のらさん
捕食する鳥などがどれ程の色彩認識能力を持つのかは知りませんが、全身の色調が茶系のモノトーンですから、この鮮やかな赤に縁取られた眼状紋は、突然見せて驚かす効果がそれなりにあるのではないかと想像しますね。
このような紋をどのような経緯で持つようになったのか、本当に不思議ですね。
地元の丘陵の蛾たちを何年も継続して観察して来ましたが、本種はこれが初確認でした。
これまで群馬や栃木などの山地で何度か出会っていましたが、標高がせいぜい100m前後のここにいたとは少々驚きでした。偶産の可能性もあり、今後も注意したいと思っています。2019年9月21日 22:47 monroe (30)
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